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創業ブログ

創立費と開業費について

2021年10月22日 | yokota

若葉君:そういえば、会社を設立する時にかかったお金や、営業開始までにかったお金はどのように処理したら良いのでしょうか?

先生:会社を設立する時にかかったお金は「創立費」
会社設立後から営業開始までにかかったお金は「開業費」として処理しますよ。
創立費は例えば、
設立登録時の印紙代・設立の届出を依頼した時の司法書士代等が入ります。
開業費は例えば、
電気・ガス・水道料等の公共料金・机・椅子代・ペン等の事務消耗品が入りますね。

若葉君:創立費と開業費は費用ということですか?

先生:いえ、原則として「繰延資産」に分類されます。繰延資産とは、支出効果が1年以上に及ぶ資産のことです。

若葉君:となると、支出はしたけれど、費用として計上できないということですか…?

先生:そうではありません。一旦資産に計上したあと、翌期以降に繰り延べ、数年にかけて費用化(償却する)ことができるんです。

若葉君:設立年度は利益が見込めなくて、第2期以降利益が見込めるとしたら、
第2期で創立費や開業費を費用化して節税対策をすることができるということなんですね!

先生:はい、そうなんです!

 

貸借対照表と損益計算書の見方

2021年10月06日 | oda

若葉君:貸借対照表と損益計算書を作って頂いているのですが、どんな点に注意して見ればいいのでしょうか?

先生:それでは、まず貸借対照表と損益計算書の説明をしながら確認しましょう。

貸借対照表

一定時点(決算日)の会社の財政状態を表しており、

会社の持つ財産(資産)と債務(負債)と会社の体力(純資産)で構成されています。

右側が「どのようにお金を集めたのか」を表し、左側が「どのようにお金を使ったのか」を見ることが出来ます。

借方 貸方
資産 流動資産(1年以内に現金化できるもの) 負債 流動負債(1年以内に支払う負債)
固定資産(一年以上保有するもの) 固定負債(1年以後に支払わなければならない負債)
純資産 資本と過去の利益の蓄積

貸借対照表から次の項目を確認する事ができます。

・自己資本比率(自己資本/総資本×100)

会社の財政状態の健全性を表す最も代表的な指標です。

この割合が高いほど経営の安全度が高いと判断できます。

50%以上が優良企業と言われる目安となります。

マイナスの場合は債務超過の状態であると判断できます。

・流動比率(流動資産/流動負債×100)

会社の短期的(1年以内)の支払能力がどの程度であるかを表す比率です。

この比率が高いと資金の流動性が高く、支払能力が高いと判断できます。

流動比率が100%以上であれば1年以内に手に入るキャッシュの方が出て行くキャッシュより大きいため経営の安全度が高いと判断できます。

150%以上が優良企業とされ、99%未満で資金繰りに難ありと思われる目安となります。

この計算にはいつ売れるか分からない在庫も含めて計算しています。

・当座比率(当座資産/流動負債×100)

流動資産の内、現金化しやすい資産のみ(現金預金、受取手形、売掛金、有価証券など)を集めて算出します。

棚卸資産(在庫)を除外して計算することで流動比率よりも厳しく短期の支払の安全性を見ることができます。

120%以上なら優良企業とされ、69%未満で資金繰りに難ありと思われる目安となります。

流動比率が高いのに当座比率が高くない場合は在庫が多いのではないかと判断する事ができます。

損益計算書

一定期間(事業年度)の経営成績を表します。

1年間で売上によってどれだけ稼ぎ(収入)があり、その稼ぎを生み出すためにどれだけのコストが掛かっていて、その結果儲け(利益)がどれだけあるかを見ることができます。

売上高 本業を軸に業務での収入全てを合計します。
売上原価 仕入などの費用
売上総利益(粗利) 売上高-売上原価で算出される利益です。
販売費及び一般管理費(販管費) 人件費や家賃などの経費です。
営業利益 売上総利益-販管費で算出され、営業活動の儲けを表します。
営業外収益 本業以外での収益のことです。(預金の利息、株の配当金など)
営業外費用 本業以外での費用の事です。(借入金の利息や株の売却損など
経常利益 営業利益+営業外収益-営業外費用で算出され、会社の経常的な活動での儲けを表します。
特別損益 固定資産(建物や土地など)の売却損益、有価証券の売却損益、災害損失などが計上されます。
税引前当期純利益 経常利益-特別損益で算出され、会社全体の儲けを表しています。
法人税等 会社が支払う法人税、事業税、住民税などです。
当期純利益 税引前当期純利益-法人税等で算出され、会社の手取りと言うべき儲けを表します。

 

貸借対照表では、現金の残高がいくらあるのか、支払う債務がどれくらいあるのかを把握する事が大切です。

損益計算書はその年度のものだけで無く、数年間を比較して見てみることで会社の実態が読み取れるようになります。

 

どこにお店を出すか?

2015年05月04日 | 町田・相模原での創業サポート事務局

本日は、
「どこにお店を出すか?」
についてお話させていただきます。

町田は、飲食店・美容室が非常に多く
いわゆる激戦区になっています。

激戦区なだけに、やはり入れ替わりも多くあります。

町田在住、土日は町田駅周辺をプラプラ散歩するのが趣味

な私が感ずるところは、

「繁盛しない立地というものは存在する」

という事です。

あーここまた変わるんだ~と思う事は多々ありますね。
でも詳しくない方だと、過去の店舗変遷を知らない場合の方が多いでしょう。

そして、二番目。

「その場所を通る人に求められているお店かどうか」

お店を出す時に、
「良いものを売っているのだから、わざわざ来てくれるだろう」
と安易に思うのは非常にハードルが高く危険です。

ですので、
慌てず・焦らず・戦略的に出店する場所を検討する必要がありますね。

いざ独立!となると皆さん多少慌てて物事を進めてしまったりします。
それが危険なんですね。

自分がやれば上手くいく。
確かにそう考えることも必要でしょう。

ただ、そう考えた上で、
1、「繁盛しない立地に出しても、せっかくの自分の商売の良さが伝わらない」
2、「通行する人たちの購買意欲をしっかりと考える」
を考慮したうえで出店していただきたいと思います。

自分が熟知している町で出店するなら良いでしょう。
しかし、もし皆さんが町田・相模原という土地柄に詳しくないのであれば
我々にご相談下さい。

だてに、プラプラ散歩しておりません。
この辺りならこうですね、ここは昼はこうだが、夜はこんな感じですよ
とお話できます。

私達が分からない場所の場合は、我々のお客様に聞いてみます。

町田・相模原の起業は、
地元の司法書士、税理士法人にお問い合わせ下さい!!

それではまた!!

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