法人設立について
2020.10.27 | yokota
若葉君:株式会社を設立する場合、どのような流れ・準備が必要なのでしょうか?
先生 :順番に見ていきましょう!
➀会社の詳細を決める
②印鑑を決める
③定款の作成・定款認証を行う
④資本金を支払う
⑤法務局へ行き、登記する(=会社設立の完了!)
大まかな流れはこのようになります。
若葉君:決めなければいけないことが沢山あるんですね。
先生 :そうですよ!➀から順番に詳しく見ていきますので、頑張ってついてきてくださいね!
➀会社の詳細を決める
会社の商号、事業目的、本店の場所、目的、資本金、1株の価格、発行する株式数、役員、任期、決算期、等
事業目的
定款に記載されていない事業は行うことができないため、今後展開していきたい事業内容まで考えましょう。
会社の本店
本店とは、法人が所在する場所のことです。
資本金額を決める
会社をつくる際に出資した株主の構成は、出資金額の比率によって振り分けます。
②印鑑を決める
会社で使用される印鑑の種類は下記のようになります。
実印
会社設立の際に、法務局で登録をする印鑑
重要な契約を結ぶ際に、使用します
銀行印
法人用の口座を作成する際に、銀行で登録する印鑑
社印
会社の認印のこと
また、登記の際には、会社の出資者および代表者となる役員の個人の印鑑証明書が必要です。
③定款の作成・定款認証を行う
定款とは、会社を運営していくにあたり基本的規則を定めたものです。
➀で決めたもの等を定款に含めます。
定款認証とは、その定款が正当な手続きにより作成されたことを証明することをいいます。
法人設立の登記をする際に、認証を受けた定款が必要となります。
公証役場で定款認証を受けることができます。
定款の認証を受けただけでは、法人は存在しているものとは認められません。
登記申請をして、はじめて法人が存在することになります。
④資本金を支払う
発起人の口座に、資本金を振り込みます。
これは定款作成後でないと、できません。
⑤の法人登記をする際に、資本金払込証明書が必要になります。
⑤法務局へ行き、登記する
登記の申請をし、法務局に登記されることではじめて法人が存在することになります。
〇登記申請書の作成
〇各種証明文書を準備する
定款のコピー
資本金の払込証明書
その他 (必要に応じて 発起人決定書、役員の就任承諾書 等)
上記を提出し申請すると、窓口に補正日という登記完了予定日が提示されます。(補正日までの間、申請した法務局にて審査が行われます)
特に問題が無ければ登記完了です。
若葉君:法人設立の流れが掴めてきました。ですが、一人でできるか心配です。
先生 :そんな時、私たち司法書士がいるのです。一人で設立の業務を全て行うとなると、あとから定款を作り直す必要がでてきてしまったといったこともあります。
是非一度相談しに来てくださいね!