会社設立日と会社設立完了日
2017.04.25 | 町田・相模原での創業サポート事務局
司法書士の佐伯です。
新年度になって、多くのご相談・ご依頼をいただいております。
ありがとうございます。
さて、今回は会社設立日と会社設立(登記)完了日について書きます。
この二つの違いが何やら良くわからないと思いますが、
よく誤解されることですので、
ご依頼いただいた方にはお伝えするのですが、
検討中の方にも分かるように説明します。
まず、会社(株式会社・合同会社)は会社設立の「登記」を申請することによって初めてこの世に誕生します。
つまり、会社の誕生日=会社設立登記の申請日なのです。
そして、会社設立完了日ですが、これは会社設立日(上記の設立登記申請日)とズレます。
何故なら、登記申請してから法務局の審査があり、それをクリアしなければならないからです。
通常は登記申請から1~2週間程度を要しますが、管轄によって変動するので3日で完了する場合もあれば2週間かかる場合もあります。
皆さんがよく勘違いされるのが、
会社設立日を例えば4月1日希望とした時に、
全ての手続きが4月1日に完了して、
会社の登記簿謄本や印鑑証明書などもその日に取得出来ると思われています。
ですが、前述したように、
登記申請から登記完了までは数日は要しますので、
登記簿謄本や印鑑証明書の取得は実際は会社設立日から数日~数週間経過後となります。
会社設立希望日と会社設立完了日は違ってきますのでご注意下さい。
実際、銀行口座開設等の際には会社の登記簿謄本等が必要になりますが、
設立日からしばらく後にしか手続きは出来ません。
その辺り、あらかじめ頭に入れていないと、大変なことにもなってきます。
ご依頼の際にはいつまでに登記簿謄本等、会社設立手続きが完了する必要があるがお伝えいただければ、
それに併せてスケジューリングしますので、ご安心下さいね。