会社の印鑑について
2015.12.24 | 町田・相模原での創業サポート事務局
司法書士の佐伯です。
会社を創る際の会社設立登記には、会社の実印となる印鑑が必要です。
基本的にはどんなものでも良いのですが、サイズだけ要件があります。
『1cmを超えて3cm以内の正方形に収まるもの』です。
通常はハンコ屋さんに注文すると直径18mmのものを作ってくれると思います。
この会社の実印となる印鑑は、会社設立後は貴社の実印となり活躍してもらうものとなります。
法務局に実印登録することによって、これからの契約等、重要書類に捺印する印鑑となるのです。
素材も様々ありまして、柘植(つげ)の印鑑が一番多く見かけますね。
ほかには象牙などの高級素材もありますし、エコを意識した素材もあります。
チタンなんかもありますから、これなら欠けたり壊れる心配はないですよね(笑)
印鑑は長く使うものですし、想いを込められた方が良いかと思います。
個人的な意見になりますが象牙とかはなんか可哀想なイメージになりますし、エコを意識した新素材なんかで作られると良いかもしれませんね。
ちなみに私の職印(司法書士の実印)は彩樺というエコな素材です。
エコ書士です。
余談ですが、印鑑が経年劣化で破損している場合、どの程度の破損であれば使用できると思いますか?
登記申請用であれば印鑑の縁が欠けているくらいであれば使用OKです。
中の文字部分が欠けてしまっているとOUTになりますね。
金融機関なんかも以前確認した時は同様の取り扱いでしたので、縁の欠けならOK、中の文字が欠けるとOUTと考えてよいと思います。
印鑑をつくる際は、会社設立後に銀行の届出印も必要ですし(実印と兼用でも可ですが、セキュリティーの面も含めて分けるのが一般的です)、請求書等に捺印する角印もあったほうが便利です。
法人3点セットを注文すると上記含まれているので良いかもしれません(私はハンコ屋のまわしものではありません)。
後はゴムの社版も必須ですね。
手書きでいちいち書いてると大変ですので。
会社設立登記の際には会社の実印となる印鑑が最低限必要ですが、どうせ作るならまとめて作ってしまいましょう。
納期はハンコ屋さんにもよりますが、ネットの注文だと1週間程度で届けてくれる所も多くあるので、便利です。
急ぎの設立の場合は早めに印鑑の準備をしておいて下さいね。